頻尿の治療方法は原因や症状により異なります。このページでは、日本人に最も多い過活動膀胱についての主な治療法「膀胱訓練」「骨盤底筋体操」「薬物治療」をわかりやすく紹介しています。
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症状や原因にあわせて、頻尿の治療法は異なります。ここでは、日本人に潜在患者が830万人いると推定されており、40歳以上に12%、8人に1人という高率で発生し、年齢とともに有病率は高い過活動膀胱についての治療法を紹介します。
行動療法
○膀胱訓練
膀胱訓練とは、尿を我慢することです。過活動膀胱に対してはとても有効です。
頻尿の症状がある際は、尿が溜まる前にトイレに行ってしまうので、膀胱が伸びずに小さくなっている状態にあります。排尿を我慢すると、尿が溜まってくるので、膀胱を大きくすることができます。また、膀胱訓練と一緒に骨盤底筋体操を行うと効果が上がります。
○骨盤底筋体操
『仰向けの姿勢で体操』
1.仰向けになり、足を肩幅に開き、ひざを立てる。
2.体の力を抜き、肛門と膣に力を入れて締めた状態で10秒、その後50秒で少しずつ緩めて力を抜く。
『椅子に座った姿勢で体操』
1.背筋を伸ばして座り、顔は正面、両足は肩幅に開く。
2.肩とお腹の力を抜いて、肛門と膣を締める。
3.10秒締めて、50秒で緩める。
『立った姿勢で体操』
1.机の前で足を肩幅に開いて立つ。
2.両手を肩幅に広げて机につき、体重を腕にかける。
3.背筋を伸ばし、顔は正面を向く。
4.肩とお腹の力を抜いて、肛門と膣を締める。
5.10秒締めて、50秒で緩める。
薬物療法(抗コリン薬など)
飲み薬など市販されているものと、病院などで処方箋で出してもらうものなどがあります。手軽で、他人にも知られること無く実施できますが、対症療法でしかないことをお忘れなく。
痛み止めと同じで、頻尿という症状を一時的に軽くするだけで根本的な治療にはなりません。骨盤底筋体操の補助と考えて、薬を飲まなくても済むよう、骨盤底筋体操を継続する事が望まれます。また、薬によっては便秘や口の渇きといった症状が出る場合があります。
以上のような治療法が一般的ですが、頻尿の原因によって治療法も異なってきますので、症状に合わせた治療が必要となります。
排尿の回数が多いことを頻尿といい、多尿とは意味が少し異なります。つまり、排尿回数が増えることで、一度行ってもすぐにまた尿意をもよおす状態をさしています。もちろん尿量が多くなる多尿の場合には尿の回数も多くなるので頻尿になることが多くあります(頻尿と多尿が同時に起こっている)。したがって、頻尿には大きく分けて尿量が増加する異常(多尿)と尿量は増加しないけれども尿意が頻繁に起こる異常との2つのタイプがあります。
非常に精密にできている腎臓は、水を飲む量によって尿の量も変化させ、体の中の水の量を一定にしています。したがって、水を大量に飲めば尿の量も増えます。通常、1日の尿量は1,000〜2,000mlであり、昼間に小便をする回数は7回程度です。普通は就寝後の小便は行かなくてもすむように腎臓で調節されています。しかし、前に述べたように多量の水を飲めば、尿の回数も増えるし、老人になれば腎臓の尿を濃くする力が弱まるので、夜間に1〜2回小便に行くことも異常と考える必要はありません。
以下のものが頻尿の原因としてあげられます。
・夜寝ている間に2回以上小便に起きるようであれば、これは夜間頻尿といって、前立腺肥大症などが原因による頻尿の可能性があります。
・尿意は神経系によって起こされるので、脳の疾患(中枢性疾患、例えば脳梗塞・脳出血・脳腫瘍など)でも頻尿になります。
・精神疾患による頻尿。
・下部尿路(尿管・膀胱・前立腺・尿道)の刺激によって尿意をもよおすことがあります。刺激のおもなものには炎症・結石・腫瘍・異物が考えられます。
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